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Walcha*ヴァルヒャ

先日、無性にオルガンのCDが欲しくなり、熱帯雨林書房(笑)を訪ねました。何が欲しいというあても無かったので、どれにしようかとうろうろ・・・
結局、ヘルムート・ヴァルヒャの「バッハ オルガン全集」とウルリク・シュパング=ハンセンの「ブクステフーデオルガン全集」を「ポチ」っとしてしまいました。
バッハは、マリー・クレール・アランの全集を持っていて、ブクステフーデはコープマンの全集があります。いろいろな演奏家の演奏を比べるのも面白いですし、なにしろ、「安い」のです!!!!

今回はヴァルヒャのことだけ書きますが、正直言えば、今の私はオルガンを弾いたとしても、ヴァルヒャのような弾き方はしないと思います。しかし、だからと言ってヴァルヒャを否定するつもりもありません。むしろ、彼の演奏は私の原点だと思っています。

私が中学生だった頃、お小遣いをためては、ヴァルヒャが演奏するバッハのオルガン曲のレコードを買っていました。彼の演奏が、私にとってのバッハだったのです。全盲であることを知ったときの私の驚き。信じられませんでした。

今はあの当時とは違う解釈、流れになっているように思えますが、それはそれ、これはこれで、私にとってはやはり魅力的なバッハなのです。

彼は録音の際、ストラスブールのジルバーマンオルガン、オランダのアルクマールのシュニットガーオルガンを使用していたように記憶しています。
私がアルクマールに行った時、「ここはヴァルヒャが弾いたオルガンがある街だ」と思いました。しかし、教会の名前は覚えていませんでした。適当に入った教会。後方に美しく大きなオルガンがありました。誰かがバッハのトリオソナタを練習していました。「もしかしたら・・・」と思っていましたが、やはり、ヴァルヒャが弾いたオルガンでした。偶然にも、シュニットガーオルガンの音色を聴くことができて、本当にうれしかったです。

そのCDが届きました。

これから少しずつヴァルヒャの演奏を楽しんでいきたいと思います。


ヴァルヒャ演奏 バッハのドリア調

by cecilia_orgel | 2011-07-14 01:10 | おるがん