カテゴリ:おもったこと( 11 )

ふるさと

先日、震災のチャリティーコンサートで「ふるさと」を歌いました。
歌いながら、かつて住んだ町のことを思い涙がこぼれそうでした。

「山は青きふるさと 水は清きふるさと」

そう、これから先もずっとあの風景は変わらないのだと思っていました。
その風景が一瞬にして失われ、まるで廃墟のような風景に変わってしまったことは、私の心を痛め続けています。

震災から4カ月経ちました。
生活は普通に戻っても、心はもう震災前には戻れないのだと思います。時が経てば変わるかな?

亡くなられた方の永遠の安息をお祈りいたします。
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by cecilia_orgel | 2011-07-12 00:17 | おもったこと

海が近くに・・・

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宮城県南部の海沿いの地域です。
福島県との境目にあります。
海沿いで県の中でも温暖な地域で、りんごや苺の栽培が盛んでした。

この地域も先月の地震による大津波で壊滅的な被害を受けました。
海岸線にそって、ずっと続いていた松林は、
ことごとくなぎ倒され、海がすぐそばに見えます。
この海沿いには、小さな集落がありましたが、
どの家も土台だけしか残っていません。

この地域に私は住んでいたことがあります。
私の家も土台だけしか残っていませんでした。
お隣の方も亡くなられたり行方不明とのことです。

玄関先に植えてあった、小さな木だけが残っていました。

Googleで宮城県南部を見てください。
そしてストリートビューも見てください。
航空写真は現在のものですが、
ストリートビューはかつてののんびりとした田舎の風景が続いています。
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by cecilia_orgel | 2011-04-21 15:43 | おもったこと

なにもない

夜、ベッドに入ると、波の音が

「ザザーン、ザザーン」

と聞こえた。

時には優しく、そして時には恐ろしく。

私は津波が怖かった。
もし津波がここまで来たらどうしようって。
でも、母は、

「防波堤もあるし、広い松林もあるから大丈夫よ」

と言っていた。
それでも私は怖かった。

もうだいぶ前に手放してしまいましたが、
私が中学生の時から大人になるまで住んだ家は、
海の近くでした。
散歩がてら浜まで出られ、家から少し行けば防風林の松林でした。


今回の地震での津波、
この私が住んだ家の方も被害があったと聞いて、
今、どうなってしまったのかとGoogleの写真を見ました。

体が震えました。

私が住んでいたところは松林ももぎ取られ、
家々は根こそぎ持ち去られていたのです。
小さな集落でした。
その集落には家が一軒も残っていなかったのです。

何もなかったのです・・・・・・・

ここに住んでいた人はどこに行ってしまったのでしょう?
無事、逃げられたでしょうか。

私が住んでいる間に、津波に対する防災訓練は無かったと思います。
津波が来るなんて、考えてもいなかったかのようでした。
そして、どこまでも平野な場所。
高台まで出るのに車で何分かかるでしょう。
車がなければ間に合わないようなところでした。

津波の恐ろしさを改めて感じました。

近所の方の無事を祈るのみです。
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by cecilia_orgel | 2011-03-21 23:13 | おもったこと

現実逃避

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なかなか更新できないこのブログ。
なんのためにこのブログを書いているのか・・・・

最近、その理由がわかったような気がします。

「現実逃避」

であります。

私はこどものころからドイツが大好きでした。
音楽だって、やっぱりドイツ。
オルガンだってドイツのものが大好きです。

そんなドイツですが、
もう当分は旅することもできそうにありません。

日本の生活がいやなわけではないのですが、
たまに、ふっとドイツでの生活が懐かしく、
そして帰りたくなるのです。

そんな時、このブログに、昔の写真を引っ張り出して
思い出を記事にすると、
なんだか自分がドイツへ戻れるように思えるのです。

はっきり言って、

「後ろ向き」ブログです(笑)

でもたまには「前を向いて」記事も書いていこうと思います。


今日はお天気がよく、気持ちがよかったので、
お昼からビールを飲みました068.gif
本当はお外で、緑の木陰で飲みたかったなぁぁ・・・
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by cecilia_orgel | 2010-05-03 17:10 | おもったこと

さくら

桜は私の好きはお花の一つ。
日本人ならほとんどの人が好きなのだと思いますが。

枝いっぱいに優しいピンク色の花を咲かせる桜は
本当にきれいですね。
ぎっしり咲く「ソメイヨシノ」もきれいですし、
山桜の楚々とした花もまた美しいと思います。

次男が生まれた年はとても温かく、
生まれた日は満開の桜が美しい日でした。
もし、女の子だったならば桜にちなんだ名前を付けたことでしょう。

ベルリンにいた時も、
街の中で桜(八重桜でしたが)を見るととてもうれしくなりました。

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帰国した年の春、
いたるところに咲く桜の花に心は躍り、
幸せな満ち足りた気持ちになりました。

でも、翌年の春は桜を愛でる気持ちにはなれませんでした。

秋に病気を発症した父は
「桜を見ることはできないでしょう」
と医師団から言われていました。
そしてその言葉通り、桜どころか、クリスマスさえ迎えられずに
天に帰ってしまいました。

発症から死までの期間がとても短かったためか、
悲しみはいつまでも癒えることなく、
その年の桜も美しくは感じませんでした。
その次の年もなんだかんだと桜に心躍ることはありませんでした。
とはいっても「きれいだな」と思う気持ちはありましたが。

父の納骨のとき、
それまで気付かなかったことですが、
お墓の前に大きなしだれ桜があることに気付きました。
納骨は冬だったのでしだれ桜の芽はまだ堅いままでした。
「桜が咲くころに来てみよう」
と思ってはいたのですが、
なにかと忙しく、その機会も逃してしまいました。

今年・・・・やはり忙しい新年度の始まりでしたが、
「今年は父と花見でもしよう」
そう思って、先日出かけてきました。
まだ5分咲きの桜でしたが、
優しいピンクの花が地面につくくらいまで下がっていて
とても美しかったです。
父もきっと一緒に花を楽しんでくれたと思います。
花見酒は無かったのですが・・・(父よごめん!)

もう桜が終わったところ、今が見ごろなところ、まだつぼみのところ、
日本は同じ季節でも様々ですね。

桜が終わると新緑の季節。
楽しみです。
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by cecilia_orgel | 2010-04-24 10:02 | おもったこと

11月!

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11月。
今日は諸聖人の日ですね。

ベルリン、もう氷点下なのですね。


ベルリンのみなさん、風邪をひかないでくださいね~
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by cecilia_orgel | 2009-11-01 14:42 | おもったこと

Ein feste Burg

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昨日は、友人の追悼記念礼拝でした。
2年4か月前に事故のためインドで召天した友人の誕生日に合わせた記念礼拝。
私はオルガンを弾いてきました。
久しぶりのプロテスタントの礼拝。
前奏は何にしようか・・・
私は彼女の結婚式で弾いた「Ein feste Burg」(パッヘルベル)を弾くことにしました。
ルターが作った讃美歌、宗教改革の讃美歌です。
彼女の結婚式にこの曲を選んだのは、
しっかりした強い、堅い信仰をもった彼女が、同じクリスチャンである夫君とともに、
きっとすばらしいクリスチャン家庭を築いていくことになるだろうと思ったからです。

礼拝でこの曲を弾きながら、
「ああ、ここで彼女が入堂してきたんだなあ」と、
彼女の結婚式のことを思い出し、涙が出そうになりました。
そして、改めて彼女の信仰の厚さを思いました。
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by cecilia_orgel | 2009-07-20 09:41 | おもったこと

Requiem æternam dona eis, Domine

金曜日、また若い魂が主のもとに帰りました。

彼のお母様は私の恩師。
学校では教えていただくことはありませんでしたが、
洗礼を受けた教会では大変お世話になりました。
彼もその教会にお母様といらしていたので、
私もよく知っています。

彼は私より一つ下。
大学を卒業し、母校の教師として数年勤めた後、献身。
神学校に行き牧師となりました。

その彼は幼いころお父様を亡くし、
私の恩師は教師をしながら二人の息子さんを育て上げたのです。
そして、その恩師もまた献身。
いつも前を向いて、上を向いて歩んでいる先生です。
それなのに、彼はお父様と同じ病気を発症し、
金曜日、神のもとに帰りました。

なぜ神さまは彼までも、こんなに早く召されたのでしょうか・・・・
明日のミサの中で彼の魂の永遠の安息と、
ご遺族への神様の慰めを祈ろうと思います。

Requiem æternam dona eis, Domine,
et lux perpetua luceat eis.
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by cecilia_orgel | 2009-06-28 00:06 | おもったこと

ヴォーリズの建築

NHK教育の日曜美術館「 建物の品格 建築家ヴォーリズの“愛される洋館”」を見ました。

英語教師として日本に派遣された、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
英語教師を辞めた後、建築家として、多くの素晴らしい作品を残しました。

彼の建築物にはぬくもりがあります。
なんともほっとする空間があります。

私の母校にもヴォーリズによる建物がありました。
私にとって憩いの場所でもありました。
毎朝の礼拝もヴォーリズの建物で。
オルガンと本格的に出合ったのも、この建物でした。
もちろん中学生だった私はヴォーリズのことなど、全く知りませんでしたが・・・

その校舎も今はもうありません。
中学から短大、大学までの学校でしたから、キャンパスが手狭となり、
郊外に移転したのです。
私としては残してほしかったのですが・・・

移転した新しいキャンパスは、
一粒社ヴォーリズ建築事務所の設計です。
近代的ではありますが、ヴォーリズの精神が生きているキャンパスだと思っています。

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新しいキャンパスの礼拝堂のステンドグラス。(ガブリエル・ロワール作)
3連作の一つ「降誕」です。
左下に描かれている赤煉瓦の建物がかつてのヴォーリズの講堂。

かつてのキャンパスも美しかったのですが、
新しいキャンパスも、行くたびに「美しい」と思うのです。

今日、番組を見ていて、
中学の3年と高校1年の半年だけでしたが、
ヴォーリズの建物で学ぶことができたこと、
うれしく思っています。
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by cecilia_orgel | 2009-06-01 22:30 | おもったこと

友が天に召されて、明日で2年になります。
不慮の事故のため、友はインドにて天に召されました。

友とは教区の集まりで出会いました。
所属教会は違ったけれど、
年が近く、おなじ女性だったこともあって仲良くなりました。
彼女はとても頭の良い女性だったので、
私は彼女からいろいろなことを学びました。
信仰の世界も広がりました。
彼女もオルガニストをしていたので、
教区の教会音楽研修会に一緒に参加したりしていました。
彼女の結婚式では、オルガンを弾かせていただきました。

私がドイツに住んでいた時、
ちょうど彼女一家もフィンランドに住んでいました。

彼女たちと出かけた秋のポツダムはとても美しかったです。

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彼女を訪ねて出かけた冬のフィンランドは、
凛とした寒さの美しさに感動しました。

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彼女たちより1年遅れて帰国した私たち。
学生を連れてインドに出かけるという彼女と、
出発前に一緒にお昼を食べ、楽しい会話をしたのが最後となりました。

2年たった今も、まだ信じられない思いです。
明日は、彼女の記念式に出席する予定です。

今晩は、彼女の魂と、ご家族のために祈りましょう。
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by cecilia_orgel | 2009-03-07 23:06 | おもったこと