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なにもない

夜、ベッドに入ると、波の音が

「ザザーン、ザザーン」

と聞こえた。

時には優しく、そして時には恐ろしく。

私は津波が怖かった。
もし津波がここまで来たらどうしようって。
でも、母は、

「防波堤もあるし、広い松林もあるから大丈夫よ」

と言っていた。
それでも私は怖かった。

もうだいぶ前に手放してしまいましたが、
私が中学生の時から大人になるまで住んだ家は、
海の近くでした。
散歩がてら浜まで出られ、家から少し行けば防風林の松林でした。


今回の地震での津波、
この私が住んだ家の方も被害があったと聞いて、
今、どうなってしまったのかとGoogleの写真を見ました。

体が震えました。

私が住んでいたところは松林ももぎ取られ、
家々は根こそぎ持ち去られていたのです。
小さな集落でした。
その集落には家が一軒も残っていなかったのです。

何もなかったのです・・・・・・・

ここに住んでいた人はどこに行ってしまったのでしょう?
無事、逃げられたでしょうか。

私が住んでいる間に、津波に対する防災訓練は無かったと思います。
津波が来るなんて、考えてもいなかったかのようでした。
そして、どこまでも平野な場所。
高台まで出るのに車で何分かかるでしょう。
車がなければ間に合わないようなところでした。

津波の恐ろしさを改めて感じました。

近所の方の無事を祈るのみです。
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by cecilia_orgel | 2011-03-21 23:13 | おもったこと